北部トーゴに住む民族=ロッソ族(あるいはランバ)による、ユニークな造形の木像です。

ロッソの人々は木彫の人形を数多く作ってきたことが知られています。
木像の種類により、それぞれ用途が分かれています。
1つには「アルア」と呼ばれる森の精霊を象った木像で、祭壇に置かれて病や災いから人々を守るといわれています。

2つには猟で殺した動物の魂を鎮めるための祭壇=ソナウに祀られるものとされます。

3つには、頻度が高く生まれるという双子のどちらかか2人ともに亡くなると、その母親は「リンプ」と呼ばれる人形を作らせ子供の代わりとしたといいます。今回ご紹介する木像は、おそらくリンプの一つだと思われます。
(参照「
African Art Museum 館長ブログ」)

ロッソについてはまだまだ不明なところが多く、ブードゥーの儀式や悪霊祓いの儀礼が根強く残っているといわれたり、近隣の民族ムムイエやモバの影響を受けたようなアイテムも見受けられます。
こちらは、とぼけた顔をした魅力的なキャラクターです。
経年使用の跡と見られるキズ・スレ等がありますが、ワレなどの大きなダメージもなく良好な状態です。詳しくは写真を参照くださいませ。
●原産国
トーゴ Togo
●部族
ロッソ族 Losso(もしくはランバ族 Lamba)
●サイズ
高 約21.0cm
●製作年代
1960-1970年頃
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*海外のギャラリーからの、お取り寄せ商品となります。お手元へのお届けまで2週間ほど頂戴いたします
*こちらのアイテムには台は付属いたしません、あらかじめご了承くださいませ
*アフリカで作られた古いアイテムのため、キズ・スレなどがございます
[ン・マのアイテムについて]
モニターにより見え方が異なる場合がございます。こちらは新品ではございません。長い年月を経てアフリカで使われてきた「自然の風合い」として、細かいキズやシミなどがある場合がございます。ビンテージの良さをご理解の上、ご注文をお願いします。状態に関してより詳しくお知りになりたい場合は、ご注文前にメールにてお問い合わせくださいませ。