ガーナの「Prampram」という地域で発見された「プランプラン」と呼ばれる木像です。現地では別名があるかもしれません。
これまでずっと西欧の目と手から隠れていて、最近になってとうとう見つかってしまったものです。

前回ン・マでご紹介させていただいたものと今回のものが日本初上陸のプランプランだろうと思います。
謎の多いというか謎ばかりの木像です。ひとつだけ分かっていることは、「Ghost figure」と呼ばれることから「幽霊」を表現したものらしいということです。推測ですが「幽霊」には「ご先祖様」といったニュアンスが含まれるかもしれません。
見つかったばかりなのでこれまで文献等にも出たことがなくコピー品やおみやげ品もないため、オリジナルとしての信ぴょう性が高いです。

クレーターのように落ちくぼんだ目や口や胸部、手足のひょろひょろしたところがプランプランの姿の特徴です。わざとらしさやてらいを一切感じない、背筋がゾッとするような怖さとおちゃめな感じを含んで佇んでいます。

左脇腹のえぐれは作られた当時からあったもののようで、経年使用によるダメージではなさそうです。呪術的な意味合いで意図して彫られた可能性もあります。
生きていないし死んでもいないうつろな「人のようなもの」を形にしたものです。インテリアにとどまらず、アニミズム研究や民俗学的な資料としても稀少なお品となりそうです。

まだ知っている人がかなり少ないガーナの幽霊です。ずっと見つめていると吸い込まれそうな目をしています。口をあけてなにかを語りそうなのになにも言わない静かな佇まいをお楽しみいただけましたら幸いです。
こちらの木像には写真の簡易的な台座が付属します。その他、状態等の詳細は写真をご参照くださいますようお願いいたします。
●原産国
ガーナ Ghana
●部族
部族不明/詳細不明
●材質
木、布、簡易的な台座(鉄製)
●通名
Prampram
●おおよそのサイズ
(本体)高24.5 cm x 幅7.0 cm x 厚4.0 cm
●年代
-
●来歴
Ex. in situ
Ex. Gallery Collection(beads.de)
【重要】
*こちらの像には写真の簡易的な台座が付属します。
*経年使用によるものと思われる、木の欠け・浸食・キズ・ワレ・スレ・汚れといったダメージがございます。
[ン・マのアイテムについて]
モニターにより見え方が異なる場合がございます。こちらは新品ではございません。長い年月を経てアフリカで使われてきた「自然の風合い」として、細かいキズやシミなどがある場合がございます。ビンテージの良さをご理解の上、ご注文をお願いします。状態に関してより詳しくお知りになりたい場合は、ご注文前にメールにてお問い合わせくださいませ。