コンゴに住むヘンバ族(エンバ族)の人々が「ソ・オ」(soho)と呼ぶマスクです。
とても古い伝統を持つサルを表現したものとのことですが、抽象的すぎるためか新種のモンスターのような印象です。

ソ・オは部族で催される喪明けのお祭りや、なにかしらの記念日に現れます。ヘンバの人たちにとって「悪い亡霊」と捉えられていて、その笑っているような表情は「怒り」や「厄災の訪れ」の意味だとして恐れられています。
参考文献:「
アフリカのかたち」(東京かんかん/小川 弘氏の著書より)

実はソ・オの顔はウエストに装着して使用されます。そして、全身を皮や樹皮で覆って低い位置に顔があるように見せるため、目には穴が空けられておりません。

儀式において騒々しいダンスパフォーマンスを繰り広げるその動きは社会的混沌についてのヘンバ族の考えを反映するものであり、無秩序な立ち回りは「死」と「生」を表現しているといわれています。

儀式後は部族の人々と距離が近くなって親しくなるためか、さっきまで悪霊だったくせに「お守り」のような役割を持ち家の中に置かれるという、アンビバレントな性質を持っています。(そうした部族の人との関わりや存在感は、怖がられつつ親しまれる秋田のなまはげに似ているような気もします。)
儀式使用と経年による、色落ち・カケ・ワレ・スレ・キズ等のダメージがございます。
こちらのマスクにはスタンドは付属しません。マスクの状態・詳細ついては掲載写真をご確認くださいますようお願いいたします。
●原産国
コンゴ民主共和国(元ザイール) DR Congo
●部族
ヘンバ族(エンバ族) Hemba
●おおよそのサイズ
Height 22.0 cm× Width 16.5 cm × Length 7.5 cm
●年代
-
●素材
木
●来歴
Ex. in situ
Ex. private collection
【重要】
*こちらのアイテムにはマスクスタンドは付属しません。
*部族使用と経年による色落ち・ワレ・スレ・カケ・キズ等がございます。
[ン・マのアイテムについて]
モニターにより見え方が異なる場合がございます。こちらは新品ではございません。長い年月を経てアフリカで使われてきた「自然の風合い」として、細かいキズやシミなどがある場合がございます。ビンテージの良さをご理解の上、ご注文をお願いします。状態に関してより詳しくお知りになりたい場合は、ご注文前にメールにてお問い合わせくださいませ。