ガーナからトーゴにかけて居住するエウェ族の「マミワタ」と呼ばれる水の精霊像です。おそらく Agbagli Kossi よる作品です。

マミワタという呼び名の語源は一説によると「Mommy water」(母なる水)からきたともいわれています。象徴的な姿は日本の人魚そっくりです。
水のお化けとして恐れられる一方でヴゥードゥーでは神さまとして信仰の対象となります。

半人半魚の佇まいは異様な存在感があります。
マミワタはこのような姿の他に、ヒンドゥーの女神に影響を受けたと思われる蛇と絡むような姿でも表現されます。

アルビノを思わせるまっしろでテロっとした肌質です。オールバックの髪型がスポーティでかっこいいです。

足は魚のヒレのようになっていて動きがあります。また、ウロコのような表現が見受けられます。てらいのない思い切った抽象表現が造形の素朴さや力強さにつながっているようです。

マジカルな雰囲気の漂うとても珍しいアフリカの人魚です。ギャラリー使用の簡易的な台付のお品です。
右手にはかつて武器のようなものを持っていましたがいまはありません。右腕の付け根に割れがあります。
その他、経年によるワレ・欠け・ヒビ・汚れといったダメージがございます(写真をご参照ください)。
●原産国
トーゴ Togo
●部族
エウェ族 Ewe
●おおよそのサイズ
高(本体) 24.5 cm
●推定年代
1960年-1970年頃
●ARTIST
おそらく Agbagli Kossi よる作品です。
●来歴
EX. in situ(現地収集品)
Ex. Gallery Collection
【重要】
*部族で使用されたアンティーク・アイテムです。経年によるダメージがあります。
*こちらのアイテムには写真にある簡易的なスタンドが付属します。
[ン・マのアイテムについて]
モニターにより見え方が異なる場合がございます。こちらは新品ではございません。長い年月を経てアフリカで使われてきた「自然の風合い」として、細かいキズやシミなどがある場合がございます。ビンテージの良さをご理解の上、ご注文をお願いします。状態に関してより詳しくお知りになりたい場合は、ご注文前にメールにてお問い合わせくださいませ。